Moon / ムーン [1960]
Designer：Verner Panton / ヴェルナー・パントン
[デンマーク/1926-1998]
北欧のモダンデザイン史に名を残すデンマークの建築家、デザイナー。木材を中心とする北欧の伝統的な技法ではなく、プラスティック素材など独特の感性と色彩感覚、空間構成で1960～70年のデザイン界に多大な影響を与えた。
【代表作】
「パントンチェア」「フラワーポットランプ」「カードボードハウス」など。
Story
1960年、ルイス・ポールセン社のためにデザインされたペンダントランプ。彼は1950年に結婚しているが、その女性はなんとポール・ヘニングセンの継娘であった。その交流がきっかけとなり、アルネ・ヤコブセンの事務所で働くことになる。約２年間という短い期間ではあるが、彼はそこで数多くを学び、1955年に若干29歳という若さにして独立をする。その５年後にこの名作が世に出ることになる。彼の独創性に満ちたデザインには、名だたる巨匠たちのもとで学んだ経験が息づいているにちがいない。
Features
その名の通り、月の満ち欠けを見事に表現した幻想的なランプシェード。独特の形状をしたシェードを重ね合わせることにより、絶妙な光と影のハーモニーを生み出している。シェードは可動式になっており、自分の感性にフィットする灯りをつくることができる。また、見る角度によって表情を変えるこのランプは、あなたの毎日をさりげなくやさしく照らしてくれるだろう。
Other
オリジナル作品はルイス・ポールセン社。現在はデンマークのフランゼン社（バーパン社）によって復刻されている。
机野椅子次郎のココが星５つ
幻想的な灯り：★★★★★
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