PETALO / ペタロ [1951]

Designer:Charlotte Perriand / シャルロット・ペリアン

[フランス/1903-1999]
 近代建築の巨匠、ル・コルビジェのアトリエでその腕を磨き、独立後も彼の良きパートナーの一人として活躍。そのアトリエで同僚だった坂倉準三の推薦により「工芸指導顧問」として日本の地に。その後も度々来日し、日本のモダンデザインに多大なる影響を与えたフランスの女性建築家、デザイナー。
【代表作】
「LCシリーズ(ル・コルビジェ、ピエール・ジャンヌレとの共作)」「オンブル」「トウキョウ シェーズロング」など。

Story

 1951年、フランスはパリの郊外にある都市アントニー。そこにある大学の共用部ためにデザインされたのがこのローテーブル。色に対して非常に強いこだわりと情熱を持っていたと言われるペリアン。そんな彼女の思いがこの作品の配色にも溢れている。

Features

 「花びら」という名の通り、5つのテーブルを組み合わせるとそこに美しいテーブルの花が現れる。カラフルに広がった花びらは見ているだけで楽しくなる。この色使いも好きだ。角を丸くした三角形のやさしいフォルム。その丸い角からはみ出した脚たちはどことなく愛くるしい。ただ美しいだけでなく、使う人の気持ちまで明るくしてくれそうな一作。

Other

 正規品はカッシーナ社。泣く子も黙る圧倒的なブランド力。家具が好きなら間違いなく一度は耳にしたであろうその名前。歴史に名を残した巨匠たちの名作を復刻する技術力、現代の一流のデザイナーたちともコラボレーションをして作品をつくり続ける飽くなき探求心。本物の家具を、その手に。

【机野椅子次郎のココが星5つ】

 気持ち高鳴るカラフルさ★★★★★

スポンサーリンク